チマヨブランケットの代表といえるブランド。その歴史は18世紀初頭、スペイン系入植者であったGabriel Ortegaに遡る。当時のチマヨ周辺のスペイン系入植者の暮らしは困難で、彼らの子孫は代々ウールを紡ぎ、ブランケットやマットなどを作ることで生計を立てていた。1885年、周辺に汽車が開通し、アメリカ文化と、ネイティブアメリカンやヒスパニックの文化が急速にミックスされ、観光客がチマヨのブランケットを買い求めるようになった。
こうしてチマヨブランケットは、ネイティブアメリカンの工芸品と並ぶ、西部の工芸品として発展することとなり、いまやオルテガ社はその代表的ブランドとして世界に名を馳せるようになっている。