【コレクションアイテム】ベニン王国ブロンズ 王(Oba)の頭像 -uhunmwun elao-

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ベニン王のブロンズ頭像 -uhunmwun elao-

14 世紀以降、ベニンの新しい王は前任の王を祀る祭壇を建てることから統治を始めた。ベニンのエド族の間では頭は個人の性格と運命を表し、このような頭像は新たに即位した王が前の王(通常は父)を記念し祭壇に設置するために制作された。彫刻された牙、杖、その他の工芸品とともに、王が神格化された祖先の力を引き継ぎ、その治世を守るための重要な役割を果たした。「uhunmwun elao」とは「祖先を追悼する頭部」の意味を持つ。
作品を見てみると、全体的には円筒形で上部に穴が開いている。顔はふっくらとしており、鋭い鼻、閉じて突き出た唇、頭にはサンゴビーズで出来た帽子と髪の毛が丁寧に再現されている。首から顎の下にかけては多数のサンゴの襟で覆われている。両目の上には3本ずつの瘢痕。大きく見開いた目の中心はブロンズではなく鉄の象嵌となっている。頭頂部の円形の穴には、当時の王(オバ)の治世中の重要な出来事が彫られた象牙が置かれていたはずである。頭像の下にある木製の台座は頭像を飾るために後に特注されたものである。このオバ(王)の頭像は鼻や目の周囲に若干の腐食痕が見られる。これもこのベニンのブロンズの頭像が巡って来た長い歴史の一部である。サンゴの帽子とそこから下がるフリンジ状の装飾、首周りのサンゴの首飾りの細かさ。ベニン王国後期の頭像にあるフランジ状の底部がなく、頭の上のビーズの装飾の形状などから18世紀初頭から中期にかけての物であると考えられる。当時の面影を残す艶感のある顔の表情など、ベニン王国中期後半にかけての逸品となっている。
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生産国 ナイジェリア
素材 ブロンズ・鉄
サイズ 本体 高さ:35cm 幅:23cm 奥行:23cm
台座 23cm×23cm
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ご注意 ※数百年の時を経たアンティーク工芸美術品となります。
※ブロンズ製のアンティーク工芸美術品となりますので、湿気や直射日光を避けて保管・ご鑑賞ください。腐食や劣化の原因となる場合がございます。
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ベニン・ブロンズ

ベニンブロンズは、ナイジェリアの現在のエド州にあったベニン王国の王宮を飾っていた数千点の金属製の銘板と彫刻群である。金属製の銘板は、現在イグン通り(イグン・エロンウォン地区としても知られる)にあるベニンブロンズ鋳造ギルドによって製作された。これらの作品は総じてベニン美術の最高傑作とされ、14世紀以降エドの職人によって制作された。銘板はエド語でアマと呼ばれ、 王国の歴史上の場面やテーマを描いている。銘板の他に、肖像の頭部、宝飾品、小品など真鍮や青銅で作られた彫刻がある。

ベニンヒストリー

ベニン王国は、12世紀から1897年まで現在のナイジェリア南部に存在した。首都は現在のベニンシティで、エド族によって建国された。
15世紀には、エウアレ王の統治下で黄金期を迎え、ポルトガルとの交易が始まりました。象牙や奴隷、胡椒などをヨーロッパに輸出し、火器を輸入して勢力を拡大した。 しかし、1892年、オバ・オヴォンラムウェンは西アフリカの資源と領土を支配する帝国的野心を持っていたイギリスより圧力をかけられ、イギリスとの非合法な「保護」条約に署名させられた。 オバ・オヴォンラムウェンはその条件に従わなかったため、1897年1月、9人のイギリス植民地当局者一行がベニン市を訪れ、オバ・オヴォンラムウェンを説得しようとした。 オバは訪問を延期するよう求めたが、彼らはこれを拒否した。 説得に訪れようとしていた植民地当局者をオバを追放する試みと認識したオバの将軍たちは待ち伏せし一方的に攻撃を命じた。その結果、ベニンシティ近くで7人のイギリス人官吏とアフリカ人使用人、ポーターのほとんどが死亡した。 これに対してイギリスは、同年1200人の軍隊からなる「懲罰的遠征隊」をベニンシティに派遣した。 この侵攻によりベニン王国は滅亡した。イギリス軍は王宮を占領し、王宮にあった数々の美術品を略奪した。 イギリス軍は王宮の敷地やその他の場所から、文化的に非常に価値のある美術品などを3000から5000点もの品々を略奪したと考えられている。王宮よりイギリス軍に略奪された品々は本国イギリスに運ばれ、その多くは、イギリス海軍によって遠征費用を賄うためにオークションにかけられ、その費用に充てられた。この事によりイギリスをはじめとするヨーロッパ各地やアメリカの博物館並びに美術館、個人収集家の元に持ち込まれベニン・ブロンズとして知られる美術品が世界中に散らばる事となった。

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