伝統的楽器である「ジャンベ」は、西アフリカの各地で様々な行事に演奏されています。
手作りの民族打楽器は入手するのも困難なため、エスニック雑貨やアジアン雑貨を取り扱う通販サイトを利用して、購入する人も多くいます。西アフリカの伝統的な打楽器ジャンベとは、一体どのようなものなのでしょうか。
西アフリカの個性派楽器・ジャンベ！
アフリカを原産とするジャンベは、アフリカ原産の木をワイングラス形状にくりぬいて、打面にヤギの皮を張って作られた深胴の片面太鼓です。ギニア、マリ、ガーナ、コートジボワールなど、どの地域の木を使用するかによって、皮の厚さやでき上がり後の音が異なってきます。
例えば、気候にも恵まれ森林も多いギニアは、最も多くのジャンベが作られている国でもあります。
ギニア産のジャンベは中高音のキレが特徴的ですが、コートジボワール産は音のキレよりも、伸びが特徴的です。
ジャンベは1つ1つ手作りになるため、ヤギの皮や木の材質によって、それぞれ個性があらわれます。
パーツ部分の組み合わせやバリエーションも豊富なため、魅力的な楽器として人気があります。
ジャンベの演奏方法
◇演奏前のセット
ひじ掛けのないタイプの椅子に座り、上半身が前かがみにならないよう背筋を伸ばします。ジャンベのボディ下部分を足で固定し、打面の皮の中心が縦になるようにジャンベを傾けて、セットします。
◇音の叩き分け
打面の場所と叩き方で、低音・中音・高音で3つの音を出すことができます。
まず低音は、打面中央を手のひら全体で落とすように打ちます。次の中音は、フチ寄りの打面を、指のつけ根1〜2センチ下から指先を使って叩きます。
最後の高音は、フレーム部分に手のひらを当て、反動で指が打面に当たるように叩きます。それぞれの音は打面に対する手の位置と、叩く時の指先の開きで変わってきます。
ジャンベの広い音域と乾いた音色は、アフリカ音楽の枠を超えて、様々なジャンルで活用されています。腕や手のひらをリラックスさせての演奏は、聴き手にも音楽の楽しさを実感させてくれます。
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