2023年カレンダー ネパールの手すき紙を使った味わい深いカレンダー
毎年、デザイナーが作画したものをネパールの職人さんが一枚一枚丁寧に刷り上げています。
今回はそれぞれの担当デザイナーより、コメント&お気に入りのページ等を聞いてみました!
マライカでお馴染みのアイテムをモチーフに、味わい深い手すき紙のカレンダーは毎日をちょっと明るく彩ってくれるはず。
ネパールの手すき紙「ロクタペーパー」
ヒマラヤ山脈の標高3500から4000mに生息する「ロクタ」と呼ばれる高山植物の樹皮の繊維から作る手すき紙、ロクタペーパー。
丈夫で長期間保存できることより、古くより仏教の経典などにも利用されています。
職人が動力を全く使わず、ハンドメイドで作った環境にやさしい紙です。
和紙のように一枚ごとに異なる表情や、時間の経過とともに変化していく味わいをお楽しみください。
カレンダー
2023年レギュラーカレンダー【モラ】MOLA
独特で自由さを感じる模様と鮮やかな色味で、強いパワー溢れるデザインです。
MOLAとは、パナマのクナ族に伝わるアップリケの伝統技法です。
数年前南米出張に行った際にパナマ、サンブラス諸島でクナ族の方に実際にお会いしました。
現在も受け継がれている技法に感動し、身近に感じていただければと思いカレンダーにしました。
MOLAのデザインはとてもバリエーションが豊富で身近な動物から空想の生き物、抽象的なデザインやキャラクターもの(ポケモンやドラえもんなど、、)まであります。
その中から季節を感じられるような動物たちをピックアップしました。
お勧めは11・12月の鹿です!現地の方がおそらく見たことがない動物をイメージしながら描いたような表現で、幻想的な雰囲気が魅力的です。
(写真は出張当時の様子)
カレンダー
パナマの伝統工芸品、「モラ刺繍」がモチーフ
モラはパナマの“クナ族”の女性が身に着けている民族衣装のブラウスのお腹と背中の部分に付けている飾りです。模様のモチーフは身の回りの物から先祖代々受け継がれてきたデザインで、それぞれに願いや意味が込められています。
パナマのモラ
2023年レギュラーカレンダー【メキシカンタイル】Mexican Tile
メキシコならではの、陽気な気持ちで毎日過ごせたら…!と思い、このテーマを選びました。
サボテンモチーフの文字もポイントです。
インテリア感覚で飾れつつ、ほっこりしたゆるいデザインの3・4月ページがお気に入りです。
カレンダー
カラフルな「メキシカンタイル」がモチーフ
素焼きされたテラコッタに絵付けされた、素朴な風合いとカラフルなデザインが人気のメキシコ陶器のタイル。メキシカンタイルやタラベラタイルと呼ばれます。
メキシカンタイル
2023年レギュラーカレンダー【マンダラ】Mandara
見入ってしまう程の細かさとエスニック調の色合いが魅力のデザインです。
マンダラはサンスクリット語で”まるいもの”という意味で、カレンダー作成時も円の中心から放射線状に
向かって、手描きした各パーツを組み合わせて図案を起していきました。
お気に入りは表紙。文字も手描きしたものを使用しています。また個人的に好きな色の組み合わせとして
”紫”、”黄緑”を表紙カラーとさせて頂きました!
また、カレンダーなので季節を感じやすい色味で表現しています。
1・2月:新年を明るく照らす様な太陽(黄色)、澄み切った青空(水色)をイメージ
3・4月:植物たちが冬から目覚め、花が芽吹き色づいて(桃色)いく様をイメージ
5・6月:芽吹いた植物たちが成熟(深緑色)して、青々と成長する様をイメージ
7・8月:水が気持ちいい季節。まさに海(水色、深い青)をイメージ
9・10月:近年日本でもハロウィンシーズンが定着してきていたので、ハロウィンカラーをイメージ
11・12月:雪やクリスマスのある月なので、クリスマスカラーをイメージ
カレンダー
「マンダラアート」がモチーフ
もともとマンダラは、仏教やヒンドゥー教で仏や神の世界を図形やシンボルで描いたもの。
雪の結晶や花びらなどの自然界に存在する黄金比等で美しく調和した幾何学模様は「神聖幾何学」と呼ばれ、古代から様々なモチーフに使われています。
マライカではチベット仏教の人物やマンダラを題材にした掛け軸「タンカ」も取り扱っています。
タンカ・マンダラ
2023年レギュラーカレンダー【ファブリック オブ インディア】Fabric of India
こっくりとした色合いに草花模様で優しい雰囲気のデザインです。
色彩豊かなインドの布を、それぞれのページで楽しめたら!と作成しました。
お部屋をコーディネートするインテリアとして使っていただけるように、少し落ち着いたトーンで仕上げています。
アジャラク、サンガネール、ファラトと、同じ木版プリント布のページも、職人さんが頑張って絶妙な色で仕上げてくれたので、それぞれの布の特長が伝われば嬉しいです。
カレンダー
「インドの布」がモチーフ
インドには様々な伝統技法があります。今回のカレンダーのモチーフをご紹介。
1・2月 ミラーワーク
3・4月 カシミール刺繍
5・6月 アジャラクプリント
7・8月 ラピドプリント
9・10月 ファラトプリント
11・12月 カラムカリプリント
詳しく知りたい方は、マライカオンラインショップで商品を探してみてください。すべて分かった方はかなりのマニアです!
インドの民芸品
2023年レギュラーカレンダー【アフリカン バード】African Birds
アフリカにすむ鳥たちで、カンガ布のようなカラフルな雰囲気のカレンダーにしました。
調べてみると、アフリカにはユニークでキュートな鳥たちがいっぱい。
特に3・4月の「ハシビロコウ」は、ポーズや色が難しく苦戦しましたが「絶対に入れたい」と思い、ダンディなハシビロコウができました。
個人的なお気に入りは、5・6月の「ホロホロ鳥」です。
カレンダー
「アフリカの鳥」がモチーフ
カレンダーのモチーフになったのは、カンムリヅル・ハシビロコウ・ホロホロ鳥・フラミンゴ・ダチョウ・ミミズク。
また、アフリカンプリント・カンガはアフリカならではのカラフルでポップなファブリックで、マライカでも人気のアイテム。
アフリカの女性たちの好みに合わせてオランダやイギリス・インドでプリントされ、毎年新しいデザインが産み出されます。インドネシアバティックを元に発展した『アフリカンバティック』は西アフリカ、ことわざの入った長方形の布『カンガ』は東アフリカを中心に発展しました。
アフリカンプリント・カンガ
一部店舗を除く全国のマライカ各店、またはオンラインショップで購入できます。